上司と話をしていて、なるほどなーと思うことがありました。
いわゆる「ジェネレーションギャップ」というものに関連するものだな、と聞いてて思ったのですが、
「若い世代と、われわれとそもそも相互理解をすること自体が難しくなっている」
そうだろうなーと思います。
併せて、「若い世代は会社に対する帰属意識も低ければ、簡単に退職という選択肢を選ぶことができる」とも言ってました。
これって、真実だなと思うし、若干彼らの思慮は浅いところももちろんあるのですが、
少なくとも「会社(組織)の価値」自体が相対的に下がってきているのだと思いました。
私の上司に当たる人たちはいわゆるバブル世代が多い。
つまり、「24時間戦えますか?」の世界観でイケイケドンドンで遊びの延長が確実に収入につながっていた。しかも終身雇用制を前提にした社会で、それなりに成長市場だったから、
「ちゃんとココにいればいつかはいいことあるだろう」と期待ができた世代なのだと思います。
その数年後、バブルは崩壊しましたw
私は1977年世代ですが、学区が開放され、ルーズソックスがそろそろ終わり、団塊ジュニアで、バブル崩壊で就職氷河期で、おまけに30手前でリーマンショックも受けています。
もう、良い時を一切見たことがないわけです。故に、笑うしかない。
まあ、それは良いとして、
だからこそ、これ以降の世代って、「伸びない日本」「ゆとりの日本」みたいな中で生きてきているので、それなりの危機感を持っているわけです。
だからこそ、会社に対する帰属意識も低下しているのではないかと感じることもあります。
(もちろん、私の世代が不遇すぎて被害者意識もあるかもしれませんがw。ただ、一方でこの時代に生きてて底力はついたな、と実感します。)
言い換えれば、
「どうせ誰も頼りにならないんだから、自分の好きなことをやるのが一番いいんじゃね?」
ってことのかも知れませんし、今までだったらなんとか我慢して理不尽だけど耐えればいいことあったけど、
どうせ、組織なんて何もしてくれねーじゃん、ってことに気づいてしまったからこそ、
これほどに見切ることが早くなったのかもしれません。
定着率の低さを嘆くより、「今の若いもんはなぁ」と言う前に、リーダーが誰よりもしっかりしないといけないんじゃいの?
あなた達だから付いて行きたくないんじゃないの?
というところから疑う必要があるのだと思います。
今日の写真は金沢駅兼六出口の「鼓門」
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