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ネット広告を活用する場合の損益の考え方

こんにちは。インターネット広告における難しい用語を一通り抑えたところで、今回はネット広告を活用する場合の利益の仕組みについて書きたいと思います。1.前提知識まず前提として押さえておきたいのが、どのように広告が課金されるのかということですが、ネット広告では表示するだけではお金がかからないことが基本です。広告をクリックして初めて課金されます。また、その課金額は広告枠を取りたい企業同士のオークション形式で決まります。つまり、ネット上のどこに広告が張られるかによって金額が変わるということです。そして、次にネット広告の成功する要因がなにか理解する必要があります。それは集客×接客の2つです。簡単にいうと、その広告でどれだけ人を集められたのか、何回クリックされたのかという【数】とその広告によってどれだけ効果的に目的まで誘導できたかという【率】の2つが重要です。広告によって動かすことができるのはこの2つの変数しかありません。したがってこの2つの軸をいつも念頭に置きながら広告を考えることをお勧めします。ここまでは理解できましたでしょうか?では、次に、実際に広告を打つ企業側が損をせずに効果的に実行するためにはどのようにするべきかを考えます。2.損益の考え方結論を言うと、1成約の粗利が、CPA(1成約の獲得単価)つまり、目的達成にかかったコストを上回っていればよいわけです。CPAは集客単価と成約率で導くことができます。CPA=CPC(集客単価)÷CVR(成約率)※なぜこのような式になるのか、私も最初は理解できなかったので簡単に補足します。CPAとはCV1回にかかったコストのことを指します。=コスト÷CV数 (CPAは費用対効果を見る指標)この場合、コスト=クリック回数×CPC(クリック単価)であり、CV数=クリック回数×CVR(コンバージョン率)と置き換えることができるのでクリック回数を約分してCPA=CPC÷CVR という式が成り立つのです。ここまで分かると、ネット広告において大まかな判断軸を持つことができます。例えば、サイトへの誘導のためにCPC100円必要な企業がCPA5000円を実現するためにはCVRは何%以上必要か?を考える際に、先ほどの式に当てはめてみるとCPA=CPC÷CVRCVR=CPC÷CPA=100円÷5000円=2%よって2%以上必要だと分かります。つまりCVRが2%以上であればその企業は損をせず、利益を出せるということです。補足として、CPCは業界ごとに変動しますが、目安は100円、CVRはサイトによって変動し、目安は1%と覚えておくといいと思います。今日はここまでですが、少しでもネット広告の仕組みと活用するための助けになったら幸いです。最後まで読んでくださり、ありがとうございました!では!

Googleアナリティクス初級 前編

こんにちは。今日からはデータ解析について触れていきたいと思います。まず最初にGoogleアナリティクスというツールをご存知でしょうか?これはGoogleが提供する基本無料で利用できるデータ解析ツールになります。それではこのツールのよって集めることができるデータについていくつか紹介したいと思います。・PV数 ・・・パソコンやスマートフォンなどのデバイスに表示された回数 ・セッション数・・・ 来訪回数(重複もカウントする) ・ユニークユーザー数・・・ 来訪回数(重複はカウントされない)・直帰率・・・初めてサイト内の ページに訪問した後に、サイト内の他の ページに行くことなく離脱した割合・CV数・・・コンバージョン数などがあります。これらを利用することによって解析が可能になるのですが、解析する前段階として頭に入れておきたいことがあります。それは、広告における目標を明確にしておくことです。データを解析する一番の理由は問題を見つけ出し、修正することですが、問題は目標と現状の差分のことなので、目標を明確にしない限り、解析しても意味がない。ということになりかねません。つまり、CV数を一定まで上げることが目標ならば、そこに注目してデータを見ることが大切だということです。分析例として、直帰率と検索されたキーワードやランディングページを掛け合わせてみることによってCVの増減理由などの仮説が立てられます。前編 終わり